「長靴をはいた猫」「シンデレラ」「家なき子」など、世界中で親しまれているフランスの児童書。そのフランスでの絵本史に大きな一歩をしるしたのが「カストール文庫」。そしてカストール文庫が登場した1931年と同年に出版されたのが、絵本「ぞうのババール」。明快な色彩と手書きの文字、当時としては画期的な大きな判型のこの本は、またたく間に世界へ広まった。本展では発展期の絵本と「遊ぶ」絵本の系譜を、日本で初出展となる原画や貴重なデッサン、冊子など約350点紹介し、フランス絵本の魅力を解き明かす。
◆うらわ美術館(浦和駅西口徒歩7分)
◆9月7日(日)まで開催中。10時〜17時(土日は20時まで。入場は閉館30分前まで。月曜休館)
◆観覧料610円(大高生410円。中小生無料)
◆問合せ☎827-3215
フェオドル・ロジャンコフスキー『くまのブリュー』、1936年/フラマリオン社/カストール文庫
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