最近よく出版されている古典や自己啓発書を漫画で学習するという
ものの「論語」版。
漫画のストーリーと論語の言葉とのバランスがよく取れていて、
漫画として楽しんでいれば自然と論語も 身についていく。
漫画のストーリーは、高校生の男女が音楽部の部活をやるうちに、
悩みや対立を抱え、それを論語を通じて考えることで、乗り越えて
いくというもの。
漫画に出てきた言葉にはすべて現代語訳がつき、齋藤孝さんの解説も
充実していて、内容を理解する上で大きな助けとなっている。
論語の解説本は様々出版されているが、入門書としてぜひ最初に
手にとってもらいたい1冊。
まんがでわかる論語
備前やすのり/画
齋藤孝/著
あさ出版・1,404円
(さいたま朝日2016年3月号掲載)
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