幼少期に真田信繁(幸村)に命を救われた海野六郎は、
その生涯をかけて信繁に仕えることを決意する。
0忍びの能力を持ち、上田合戦、小田原合戦、
関ヶ原の戦い、そして大坂冬・夏の陣の「真田丸」と
“最後の突撃”まで、朋輩・望月六郎と共に信繁の
右腕として戦場を駆け抜ける海野六郎。
真田十勇士として名前を連ねる“二人の六郎”の 目を
通して日本一の兵・信繁と真田家の興亡を見事に
描いている。
躍動感あふれるフィクション部分と膨大な参考資料に
基づいた詳細なノンフィクション部分との見事な
融合がなされた傑作歴史エンターテインメント作品。
真田義勇伝 二人の六郎記
近衛龍春
光文社
842円
【さいたま朝日2016年1月号掲載】
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