『さいたま朝日』の8面コラム「本のソムリエ」に掲載された
本を『さいたま朝日WEB』でもご紹介します。
昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか
大塚ひかり
草思社
1,620円
七十過ぎても“婚活”! 姥捨て山に捨てられても、みごと生還!
極楽往生したくて、井戸にダイブ! ……昔の老人は凄かった!
『舌切り雀』『浦島太郎』『源氏物語』などの昔話や古典文学に
描かれた「老人像」を追い、「昔の老人の知られざる生態」に
迫るユニークな本です。
「昔話には、なぜ老人が多く登場するのか?」という素朴な
疑問を出発点に、日本全国に残る六万話もの昔話から、古典
文学までを徹底分析。古代から江戸時代までの「老人たち」の
日々の暮らしや子や孫との関係、仕事、色恋、同性愛、犯罪、
最晩年などを解き明かす。
【さいたま朝日2015年6月号掲載】
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