大正15年に先駆的な集合施設として誕生し、昭和41年、
日本の近代建築に大きな足跡を残した建築家・前川國
男の設計により建て替えられた埼玉会館。
その歴史的建造物について学ぶセミナー「埼玉会館の
建築」が15日、埼玉会館で開催された。
はじめに㈱前川建築設計事務所の橋本功所長が「埼玉
会館を通して前川建築を読み解く」と題した講演を行った。
埼玉会館はじめ東京文化会館、国立国会図書館、東京都
美術館、国立西洋美術館などを設計した前川國男の年表
を元にその足跡を解説。更に埼玉会館の外壁を覆う打ち
込みタイルや、エスプラナードの床タイル模様などの特徴
を紹介した。
講演終了後は4つのグループに分かれて、実際に埼玉会
館の外観を見学。その建築のアートを改めて学ぶセミナー
となった。
埼玉会館は、 老朽化に伴う大規模改修工事のため来年
10月1日から、平成29年3月31日までから全施設が休館
となる。
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