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与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記/澤田瞳子 - さいたま朝日WEB

与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記/澤田瞳子

2019.2.16|TOPICS さいたま朝日紙面より

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与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記

澤田瞳子

光文社・1,728円

 

奈良時代、東大寺の大仏建立は、国家の威信をかけた一大事業だった…。

造仏所に徴発されてきた真(ま)楯(たて)は、仏を信じていない。だが、同じ境遇の

仲間たちと、造仏所の炊男(かしきおとこ)・宮麻呂が作る一膳の飯をよりどころに、

厳しい労苦に耐えていく。

餅(もち)飯(いい)、糟(かす)湯(ゆ)酒(ざけ)、鶏の醤焼き。各話の最後に添えられる食事のイラストが、

なんともあたたかく、おいしそうです!

時代を越えて私たちの胸を打つ、生と死と、食の物語。

与楽の飯

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