江戸時代より続く夏越しの行事で、さいたま市の指定無形
民俗文化財となっている。
神官が大祓詞奏上の間に、参加者は紙製の人形で体の不調な
部分を撫でる。大祓詞が終了すると、神官を先頭に石段下の
見沼代用水西縁の神橋の上から、自分の罪けがれをうつした
人形を川面に流す。
その後境内に戻り、社頭の鳥居に取り付けられたマコモという
植物で作られた約3メートルの輪を和歌を詠みながら、8の字に
くぐる。
悪疫を防ぎ、秋の農繁期の健康を祈願して行われた民俗信仰の
行事である。
(参考・「氷川女体神社」さきたま文庫(48) さきたま出版会)
◆7月31日(金)15~16時
氷川女体神社(JR東浦和駅から国際興業バス「馬場折返場」
「さいたま東営業所」行き、『芝原小学校』下車。徒歩10分。
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