浦和駅西口の伊勢丹では、7月8日(水)から14日(火)にかけて、
地元の若手芸術家によるグループ展が開催される。
4人はともに県立浦和西高校出身で、在学中は美術部に所属し、
切磋琢磨し、今回初のグループ展。
グループ展に参加するのは瀬下梓さん(33)、斎藤悠紀さん(32)、
高橋学説さん(31)、藤井誠さん(30)の4人。
みな学年が1つずつ違うが、西高美術部に所属し、卒業後は
それぞれ進学し、今も創作活動を続けている。
4人は卒業後も交流があったが、今回はグループ展の企画者が
若手芸術家に声をかけたところ、偶然にもこの4人のグループ展に
なったという。
お互いに「作家・作風」について評してもらうと、日本画の瀬下さんに
ついては「日本画の伝統的な画材、技法を取り入れた現代アート」、
「人に寄り添うペットの表情を巧みにとらえている」。
版画の斎藤さんについては「作品の構図一つ一つに存在意義を感じる」、
「見る人それぞれが違う感じ方を味わえる」。
アクリル画の高橋さんについては「色使いが独特で、甘いだけでなく、スパイスが効いている」、「一枚一枚悩みながら書いている人間性を感じる」。
油絵の藤井さんについては「明るさ、風がそよぐ気持ちよさを感じる」、
「絵に広さや大きさを感じる」と。
卒業後10年以上経って、別々の道で活動を続けてきた若き作家たちが、
どのようなコラボレーションを見せるのか、楽しみなグループ展である。
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