市民による市民のための大学として、1975年に「自主自立・独立採算」の
精神で開講したのが浦和社会生活大学。中高年層のための生涯学習団体である。
自分たちで学びたいテーマ、話を聞いてみたい講師を選び、講座を企画する
ところから参加する。
毎年9月から翌年7月までの11ヶ月間にわたって21講座が開かれる。
年会費は6000円で、好みの講座だけを受講する聴講生は1講座600円。
入学に際して試験や年齢制限はない。
講師には著名なジャーナリストや大学教授、落語家、医師らを迎え、
政治や経済、国際情勢、文学、古典、歴史、健康など様々なテーマを
取り上げる。
講座のほかにもコーラス、写真、歩こう会、カラオケなどのクラブ活動、
有志参加の旅行などもある。
2011年には内閣府から「積極的な社会参加活動を通じ、生き生きと
充実した生活を送られていることは、長寿社会における高齢者の模範で
あります」とイキイキ人生参加賞を受賞している。
5月19日には、開講40周年を記念して、浦和区の埼玉会館で式典を開催した。
20年以上講師を務めたジャーナリストの轡田隆史さん、劇作家の佐藤逸平さん、
音楽講師の藤田理子さんに感謝状を贈呈。
また、通算20年以上の在学者9人に表彰状が贈られた。鈴木孝次校長は
「この大学は誰でも学ぶ心がある限り、いつまでも学生でいられる。
この大学に参加して、自らを高め、自己実現を図り、多くの友人を作り、
豊かな人生を送ろう」と呼び掛けた。
会場は主に北浦和駅東口のカルタスホール(クイーンズ伊勢丹の上階)。
▽問合せ 090-2497-1412浦和社会生活大学・鈴木さん
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