『埋蔵文化財』は「土地に『埋蔵』された文化財」のことで、住居跡・貝塚・古墳などの「遺構」
と、土器・石器などの「遺物」のことを言う。
これらは私たちの祖先の生活を知る貴重な手がかりであるばかりでなく、郷土の歴史文化を形作
る「基」となるものであり、子孫に伝えるべき貴重な財産である。
この埋蔵文化財が所在する可能性の高い地域を「埋蔵文化財包蔵地」としているが、一般的には
「遺跡」と呼ばれている。
現在、さいたま市内には1,126か所の埋蔵文化財包蔵地が登録されている。埋蔵文化財は一度壊
れてしまうと二度と元に戻せないものであり、本来はそのままの状態で保存していくことが望ま
しいが、土木工事などで壊れてしまう場合には、事前に記録として保存する「発掘調査」を実施
している。
その発掘調査の成果をいち早く市民にお知らせする「最新出土品展」を下記日程で開催する。
さいたま市内で平成25年度に実施された最新の発掘調査の出土遺物や写真を展示する。
また、さいたま市立博物館会場では、東日本大震災からの復興を支援するため、さいたま市からも
職員を派遣し、調査に従事した福島県南相馬市域の調査成果も合わせて展示する。
◆ 開催期間・会場 平成26年9月9日(火曜日)~平成26年12月14日(日曜日)
(1)平成26年9月9日(火曜日)~9月21日(月曜日)
さいたま市立博物館 特別展示室(大宮区高鼻町2-1-2)
(2)平成26年9月26日(金曜日)~10月5日(日曜日)
大宮西部図書館 ギャラリー(北区櫛引町2-499-1)毎週月曜日休館
(3)平成26年10月7日(火曜日)~11月16日(日曜日)
片柳コミュニティセンター 玄関ホール(見沼区染谷3-147-1)
(4)平成26年11月18日(火曜日)~12月14日(日曜日)
中央図書館(浦和区東高砂町11-1) 第1及び第3月曜日休館
◆主な展示遺跡
・内道西遺跡(中央区上峰二丁目)
・岩槻城跡(岩槻区太田二丁目)
・大古里遺跡(浦和区大字三室)
・小深作遺跡(見沼区大字小深作)
・側ヶ谷戸貝塚(大宮区三橋四丁目)
・土呂陣屋跡(北区土呂町)
・下野田本村遺跡(緑区大字下野田)
・A-172号遺跡(見沼区大字蓮沼)
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